17:00 悩んでいるとき

17:00 悩んでいるとき

せわしなく過ぎてく年の暮れ。
なんだか気持ちが重たい。

日が短いからか、すれ違う人がいつもよりも足早だからか、

部屋にいても、デスクの前で仕事をしていても、

人ごみの中をかき分けても、

時間において行かれているような錯覚を起こす。
答えの出るはずのない、言い表すこともできない悩みが

今日も頭の中をぐるぐるぐるぐる駆け巡る。

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こういう時にするべきことはわからないけど、

やらないほうがいいことはなんとなくわかる。
こういう時はすこし落ち着いて散歩でもしてこよう。

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どこに行こうか考えるまでもなく、足はいつもの川辺に向かう。

少し寒いけど、腰を下ろして川の流れを静かに眺める。

川辺特有の冷たい空気がほてった頭を少しづつ冷ましてくれて心地いい。

目の前を静かに何事もなく過ぎ去っていく

時間と水を見つめていたら、

水の流れに沿うように

頭の中の悩みがするすると解かれていくような、

頭の中と感情が結びつくような感覚に包み込まれた。

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ふと、顔を上げれば、

のんびりと犬の散歩をする人や手をつないで歩く親子、部活帰りの学生たち。

いつもと同じ風景なのかもしれないけど、

いつもよりゆっくりとした呼吸の中で、

周りの景色を見つめることができる。

誰もがそれぞれの営みの中で

今日という一日を過ごしていることに気付ける自分がいた。

なんだ、こんな考え方もできたのか。

狭くなった視野を自然の流れに助けてもらって、

ゆっくりと広げていけば、こんなにも世界がゆっくりと感じられるのか。

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十分に悩んだ、もう家に帰ろう。